長野県を走る「長野電鉄」。この路線は、かつて首都圏で活躍した車両が数多く活躍しており、ホームにいるとタイムスリップした気分になります。
長野駅から離れれば離れるほど、長閑な景色が広がっています。長野電鉄に乗る際は、車窓からの景色を楽しんでみてはいかがでしょうか?
今回紹介するのは、長野電鉄の北須坂駅から須坂駅の間の区間です。
なぜ取り上げるかというと、列車からたくさんの変わった「警戒標識」を目撃することができるからです!正確に言えば、面白い形の「交差点あり」がたくさんあります。標識好きの筆者としては、「これは沿線を歩いてみたい!」と思いましたね。
ということで、沿線の警戒標識や、周辺にある異形矢印を中心に紹介していきたいと思います。鉄道が好きな方は、撮り鉄しながら歩いてみるといいかもしれません!
まずは、場所を地図で確認しましょう。
徒歩だと、北須坂駅から須坂駅まで30分ちょっとかかります。距離は2.6kmほど。暑すぎず、それなりに天気が良いときに歩くことをおすすめします。
筆者は、北須坂駅を下車して須坂駅の方へ歩きました。夏の暑い時期に歩いたので、汗びっしょりでしたね。
線路の東側にたくさんの警戒標識があるので、ひとまず駅の北側にある踏切を渡ります。そこにセブンイレブンがあるので、飲み物を調達しておくと良いと思います。
まず始めに見つけるのは、十字型に近い形。微妙に曲がっているので、十字型ではありません。さらに、左側の線は他の線よりも細いです。細い道路は細い線で表現しているようです。
こういう変わった形の「交差点あり」があった場合は、他にも近くに変わった形の「交差点あり」を見つけられる可能性は高いです。別の向きバージョンが設置されているからです。
踏切を挟んで反対側にもありましたね。
今回見つけた面白い「交差点あり」は、すべて踏切がある交差点でした。列車に乗っている方は、踏切付近の警戒標識に注目してみると良いと思います!
そのまま南へ歩き続けると、再び「交差点あり」に遭遇。先ほどとは違い、十字っぽい形に細い髭のようなものが付いていました。こちらも、列車に乗っていると見ることができます。
こちらも、交差点の別の角度に他の「交差点あり」がありました。標識を見る前に、「この角度だからこういう形だろうな~」と予想しながら確認してみると面白いのではないでしょうか?
踏切の反対側にもありました。上にある「踏切あり」の標識と、若干大きさが違いますね。太陽の光に照らされて、美しい黄色の標識2ショットを撮影することができました。
そして、踏切を挟んで反対側。交差点があれば、3、4方向の警戒標識を確認する必要がありそうです。
冒頭で「徒歩30分ちょっと」と書きましたが、標識の撮影時間もあるので「1時間以上」と見積もっておいた方が良いと思いますね。列車の本数も、そんなに多いわけではないので。
さて、警戒標識ばかり載せてきましたが、当然列車も通り過ぎています。時間を確認しておけば、特急列車をうまく撮影できるチャンスもあるはずです。
筆者が歩いていた時は、ちょうど特急「ゆけむり」が通過。かつて小田急の特急ロマンスカーで活躍したHiSEを間近で見れるのは贅沢ですね!
さらに歩き続けます。まだあるのかよ…と思いますが、それぐらい大量にあるのです。こんなに歩いていて面白い形の「交差点あり」を見れるのは、結構珍しいと思います。しかも長野電鉄の車両も一緒に見れるという…!
素晴らしい観光名所として有名になったら良いなと思う筆者でございます。
さらにさらに歩き続けると、なんと「異形矢印」がありました!
「指定方向外進行禁止」という、「矢印の方向にしか進めませんよ~」と規制した標識がありますが、あまり見かけない変わった形のものをマニアは「異形矢印(いけいやじるし)」と呼んでいます。
長野県の異形矢印については、下記の「駅チカ異形矢印」で紹介しています。ただ、今回の記事で登場した矢印たちは駅から近い場所にはないのでご注意ください。
さて、予想外だったのは、「交差点あり」です。異形矢印があったので、「交差点あり」も変わった形なのかなと思っていましたが、なんと普通の「十字型」でした。意外ですね。
「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、南側にある自動車教習所の近くにも異形矢印がありました。すごく個性があるというわけではありませんが、斜めの矢印が特徴的ですね。
というわけで、この先も歩き続けると、ようやく須坂駅が見えてきます。踏切が鳴ったときは線路に視線を向け、どんな列車が来るかワクワクしながらカメラを準備したものです。
北須坂駅から歩き始めて約1時間、須坂駅に到着しました。たくさん歩いて疲れましたが、面白い標識たちをたくさん撮影できたので、達成感が大きいです。
歩くのが好きな方、標識が好きな方、列車を撮影したい方は、ぜひ一度北須坂駅から須坂駅まで歩いてみると良いのではないでしょうか?
この記事を見て、長野県へ標識を撮影する方が増えてくれたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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