この記事は、以下の記事の後編です。まだ読んでいない方は、先に前編をご覧ください。
前編では、JR東日本の緑色との陣取り合戦の模様をお送りしました。後編では、西側のあの会社との陣取り合戦です。
~目次~
※注意 撮影時期により、運賃が現行のものとは違う駅も含まれている可能性があります。予めご了承ください。
少数の抵抗勢力
関東地方から離れ、JR東海によるオレンジ勢力が安泰かと思いきや、そうではありません。
まずは、中央線の恵那駅。
一番右上に塩尻駅があり、少しだけ緑色がありますが、ほぼオレンジ1色です。
では、少し名古屋寄りの多治見駅を見てみましょう。
緑色がなくなった…と思いきや、左下に青色の線が登場。そうです、ここからはJR西日本との陣取り合戦が始まります!
一方こちらは、JR武豊線の終点、武豊駅。
こちらもオレンジ1色なのですが、2つ先の半田駅になると、
左下に青色の線が見えました。まだエリアは少ないですが、西へ行けば行くほど勢力が増してきます。その様子に注目してご覧ください。
第三の勢力が登場!?
新たな相手との闘いが始まったわけですが、そこに加わる第三の勢力も登場します。
こちらは、東海道新幹線も停車するJR名古屋駅。
左下を見てみると、黄緑色の線が伸びています。こちらは伊勢鉄道です。「快速みえ」が通りますが、伊勢鉄道経由か亀山経由で運賃は変わります。そのため、同じ駅に複数の運賃が掲載されているのです。ややこしい…。
津や伊勢市へ向かう際は、「快速みえ」が便利ですね。オレンジの中に黄緑色も目立っています。路線図がカラフルなのは新鮮です。
伊勢鉄道に近づくにつれて、青色のエリアも増えてきました。オレンジ勢力、危うし…?
なお、伊勢鉄道の駅の運賃も別枠で掲載されていました。駅によって、ポジションは様々。狭い空間を上手く活用しているな~と思いましたね笑。
参宮線のきっぷ路線図も載せておきます。
JR鳥羽駅はけっこう人が少なく、乗客は近鉄に奪われている印象があります。路線図は、範囲が少なめな感じがしますね。
ここまで紹介した路線図は、まだオレンジが優勢って感じでしょうか。ここから、天下分け目の戦いをご覧いただきましょう。
天下分け目の戦い
ここからは、「JR西日本」vs「JR東海」の激しい陣取り合戦を見ていただきたいと思います。
まずは、JR亀山駅。
JR西日本とJR東日本の2社の分岐駅になっています。JR東海の路線図の特徴として、路線名を正式名称で記載するというものがあります。
JR西日本の路線図を見てみると、
関西線 → 愛称は「大和路線」
片町線 → 愛称は「学研都市線」
東海道線 → 愛称は「琵琶湖線」
右側の名前の方が親近感がありますが、JR東海では左側の正式名称を採用。「片町線ってどこ?」と筆者はなってしまいました笑。
東西で、色が完全に分かれていますね。まさに、陣取り合戦です!
次に、東海道線の駅を見てみましょう。
東海道線は、米原駅が分岐駅になっています。岐阜駅ではまだまだオレンジが優勢ですが、下の関ヶ原駅だとほぼ互角な状態に…!
関ケ原といえば、「天下分け目の戦い」とよく表現される関ケ原の戦いがあった場所として有名ですね。
その関ヶ原駅の路線図も、「天下分け目の戦い」と言える陣取り合戦が行われているのです。現代版「関ヶ原の戦い」みたいな…?
JR東海の路線図の中で、個人的に一番激アツな路線図ですね。歴史の名所を訪れる際は、ぜひきっぷ路線図にも注目してみてください!
岐阜県で一騎打ち!
近畿地方での陣取り合戦以外にも、面白い場所があります。それが、高山本線です。
下呂駅は、路線図が少し寂しいですがオレンジ1色でした。
高山本線は富山まで伸びており、結構長いです。そのため、高山駅になると、以下のような一直線の路線図になります。
今までの複雑な路線図とは一変、シンプルですね!
高山本線は、猪谷駅で会社が切り替わります。富山までなので青色襟が少なめですが、JR東海とJR西日本の「一騎討ち」が繰り広げられていました。これもこれで面白いです!
飯田線でも、中間の方だとシンプルな路線図が見れるかもしれません。
ただ、すべての駅できっぷ路線図が見れるわけではないので、興味がある方は訪問して、現地で確認してみてください。
いかがでしたか?
前編と後編にかけて、色々なタイプの「きっぷ路線図」を見てきました。大きい会社だと、駅によって路線図の形が違います。旅行で訪問した際は、ぜひ路線図をチェックしてみてほしいです。
最後に、まだ紹介していなかった「きっぷ路線図」を以下にまとめて掲載します。興味がある方は眺めてみてくださいね笑。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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